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最近の本05.12.18

05.12.18. (日)

夏目漱石『草枕』。
自称画家が温泉宿に泊まって、マッタリするところを書いた作品。
テーマは“非人情”か。
画家の視点で語られるが、画家は常に非人情で日常を観る。
つまり個人的な感情を挟まず、情景を常に画として観る。
儚い想いが顔に浮かべば、同情するのでなく、画として美しいと観る。
言うなれば、人間社会を自然の情景として観る。
人間が、木、山、空に感情移入することはない。
動物に感情移入することも少ないだろう。
同様にして人間を観る。
そこには自然美が存在し、それを詩にし、画とする。
ほとんど画は描かないけど(笑)。
小説を読むシーンがあるが、画家は適当に開いたページを読む。
筋を読めば人情がおこる。
開いたページを読み、その情景を思い浮かべる。そして、その美しさを楽しむ。
それが非人情の小説の読み方だと。
個人的にはかなり面白く読めた。
盛り上がりとか筋とかは、ほとんどない小説です。

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